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2014年04月08日

時代。世代。仕事。つながり。

10年近く前、
出版をお手伝いした記念に、著者の方からいただいた小物が、
昨日、探し物の最中にたまたま目について、
それで、1日手元に置いていたのですが、
なんと、たまたま開いたサイトに、そのかたの記事が!

びっくりしました。

ますます充実、活躍のご様子、嬉しいです。

当時、私も子どもが小さく、全て自宅から参加、
完全遠隔のフリーランスチームで本を作りました。

大半が女性メンバーでしたが、
みなが主婦というわけではなく、バックグラウンドは様々で、
時差のある海外も絡んだ動き。
なので逆に、自分が子持ちの主婦であることを特別意識せず、
私は私として、私の形で、関わることができました。

当時の、チームの質、進行も良かったと思います。

最先端のものを感度よくとりいれる身の軽さと、
役割分担や目標が軸として揺るがない安定感、
問題点や改善要素に的確敏感に対応する柔軟さ、
軌道修正して進行しながら仕組みを作っていく骨の太さなど。

締め切りに追われてピッチの速い大量多種の作業状態と、
初めてのメンバーと仕様のなか、
何も問題がなかったわけでなく、だけどトラブルにはならず、
そのたびにつながり直し、そのたびにルールを整え、
そのたびにしくみを作りあげる動きが成立しました。

徹底したパワーコントロールの排除や、
各自の仕事の自立と、相互の人間としての気づかいが、
コミュニケーションの基本目標として意識されていたのも、
そのコミュニティの印象的な要素だったと思います。

人材の質と人件費を落とさずに、コストも抑えられました。

このときの成功体験は、今思うと、
私にとって大きな意味を持った気がします。

今ほどクラウドのシステムができあがっていなかった時代で
ありえないような不具合も頻発しましたが、
「24時間自由な関わりで、オンラインでもチームは組めて仕事はしあがる。
出版原稿なら、デザインまで組んで印刷に出すところまで作れる」と
私は当たり前のように確信していて、
それが現実としてかなえられた事例になりました。
(今では、本当に当たり前にみなさんしていることですが・・)

離れた場所から人とつながって分担して仕事を進めること、
オンラインのコミュニティツールを不安定ながらもとりいれ、
最先端で、吟味・工夫しながら使っていくこと、
それをある程度、再現性ももたせてシステマチックに進め、
「準」ではなく「主」の仕事形態として、さまざまな意味で、
リアルなオフィスと同じかそれ以上の機能空間を目指すこと・・・

・・・それらの、意味とか可能性を、疑いなく信じて、
面白い企画があれば、つながって、つなげあって、
話を進めよう、仕事にしていこう、という気持ちで今日まで来られたのは、
あの頃の経験のおかげじゃないかなと思います。

成功体験からは学びも得ます。

ツールはどんどん新しくなりますが、
基本的にバーチャルオフィスとしてのシステム構築から考えて
新しいものに乗り換えてきたので、
何が何にとって変わって便利なのだとか、
何が足りないと問題なのかとかが、わかるようになった気がします。

この体験がない人には成功スタイルのイメージが
抱きづらいかもしれず、
時々、実論が、空論のように捉えられてしまうことがあります。
反対されることも、頓挫することも味わいました。

あの頃、私は、30代前半でした。

30代の意味、自分たちの世代の意味があるな、と思います。

仕事がいつも新鮮であることを阻まない、
イーブンでニュートラルなコミュニケーションも、
当時は新しい形だと思ったけれど、
すでに今の若い世代の人たちは、
感覚的に知っているようにも見えます。

新しい世代の人達が新しい仕事をつくっていくのを、
目を細めてながめ、
ついていけるかと焦燥感を抱くこともあれば、
不安定に見えて手を貸そうと思うこともあったりします。

この春・・・個人的には、
ちょっとした節目を超えたように思います。

若い頃にご縁をいただいた方々のこの10年、
それを足場にした発展をみながら、
自分たちの世代も、すっかり大人になった次世代ともに、
社会に立つ歳にもなったんだと、感じています。


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posted by semchy at 14:37| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | ワークスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「10年ひと昔」という言葉を思い浮かべました。

私は、仕事はまったく普通の仕事で、パソコンも苦手で、
千恵子さんのように時代に挑戦するようなこともできませんが、
同世代で同じ頃に育児と仕事をしてきたせいか、
心に喚起される想いがいっぱいで、読ませていただきました。

若くはなくなっていきますが、経験をいかせることもありますし、
10年の歴史を知っているものだけが味わえる感動もありますね。

千恵子さんの文章は本当に素敵で、読んでいると、
千恵子さんの人生に憧れるのですが、それと同時に、
自分の人生も悪くないものに思えてきます。

ブログの更新、これからも楽しみにしています。
Posted by saki at 2014年04月09日 20:03
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