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2014年03月28日

中央アジア部族の『乙嫁語り』(森薫さん)

中央アジアで暮らす人たちの、
「婚姻」にまつわる物語を描いた『乙嫁語り』。

乙嫁語り 1巻 (ビームコミックス(ハルタ)) / KADOKAWA / エンターブレイン

人や文化がとても丁寧に描かれていて、
ドラマとしてもすっきり面白くて好きな作品ですが、
マンガ大賞2014を受賞したとのこと。

森薫さんの作品です。


物語の中心人物となることが多いアミルは、
婚期を逃したとされる20歳で、他部族の12歳の夫に嫁ぎます。


狩りの話や、刺繍にまつわる話などを読んでいると、
なんとなく、私は、
本で読んだアイヌ文化を思い出したりもします。
アジアの文化どうし、つながるところがあるでしょうか。


物語では、部族間の戦いという、きな臭い問題も出てきて、
同じ、血を感じるたくましさが漂っても、
狩りと戦争は違うことを、改めて知らされます。


ちなみに私は、アミルの兄の、アゼルが好きです。
弟のジョルクとセットで。

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2014年03月22日

自信のない自分。行動できない自分。 〜村井美月先生メソッド本 発刊!〜

自信をもつこと。行動すること。

これができたら、人生は好転していくと思います。

でも、自信のないときの自分、
行動ができないときの自分は、厄介です。

ほんとに・・・自分が一番厄介だと思います。

明るくポジティブに、とばかり言われるのも、
逆に辛く、かえって自分のダメなところに傷つきます。

でも、そんな自分が否定もされず、
無理なく好転していけるようなシンプルなワザを、
教えてくれる本が、今月、出版されました。


お世話になっている村井美月先生のメソッド本です。
今日からあなたが自信をもって生きていく方法―不安・心のモヤモヤをちょっとしたことで、あなたの強力な力に変える 不安を自信に変える村井美月流メソッド [単行本] / 村井 美月 (著); カナリア書房 (刊)


村井先生は、管理栄養士や食品アドバイザーの資格のための学習や、
生活改善のための方法の著書もおありです。

ご自身が、のりこえ実践されて来た経験をふまえながら、
心と体の両方向から人生そのものを考え、
とりくみやすいスモールステップのメソッドとして
どこか気持ちによりそって、伝えてくれるご本だと思いました。

先生の御経験談も読み応えがあります。
いろいろ大変だったんだなー、すごいなあー・・と。

先日は、出版記念パーティーで、
先生を支えられている蒼々たる方々とお会いする機会も得られ、
あらためて、先生のお人柄も感じました。

村井先生は、来週には、管理栄養士の本も出され、
タイプの違う本を1ヶ月に2冊出されるご活躍!
原稿に向かわれるお忙しさも半端でなく、
私もお手伝いさせていただきました^^V


来週発刊!・・まだ画像がありませんでした。↓
管理栄養士最短合格のためのテキスト&模擬問題 [単行本] / 村井 美月 (著); 秀和システム



↓これは、先生と夢のスポーツカードライブ(ほぼ徹夜明け状態)。
 原稿作りに追われながら、出版社さん近くのカフェショールームで
 お声かけいただくまま、ちょっと乗らせていただいたベンツ車でした^^


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posted by semchy at 12:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月22日

名づけて自分というものから切り離すこと。

「名づける」というモチーフは、さまざまな文学作品や文化人類学などでとりあげられています。そして、この名づけることを、エンデは「必要な罪業」とも表現する。

理性のわざ、人間ならではの客体のわざ。
そして、そこから世界が立ち上がる、深淵にふれる荘厳なわざ。

ちょっと日常的な話になりますが、もし、たとえば、気持ちがぐちゃぐちゃになっているときに、自分の「中」の感情や想いに名前をつけられれば、その途端に、その感情はわたしの「外」のものになって、意識が自分の思考に集中し、思考は身体とつながり、もっと深い心に浸れる・・・のではないでしょうか。





名づけるといえば、エンデの作品『はてしない物語』では、主人公のバスチアン少年が、人間の子どもである彼の想いでできている世界ファンタージエンの女王である少女に名を与えるよう促されます。そして、名づけた途端にその世界がはじまる。名づけた名は、「モンデンキント(月の子)」。

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー) [単行本] / ミヒャエル・エンデ (著); 上田 真而子, 佐藤 真理子 (翻訳); Michael Ende (原著); 岩波書店 (刊)


『はてしない物語』という本・・本を持つだけで胸が不思議な気持ちにとらわれるほどです。この特別な感じが、まさに文学の力、芸術の力を自ら証明していると感じて来ました。偉大な作家です。演劇人でもあり画家の息子でもありました。構築された思想をもっており、反戦の作家の一面も。青年時代にはナチスの軍隊に入ったものの脱走したというエピソードもあったと記憶します。


posted by semchy at 16:47| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月27日

庭の読書

私は、土のある庭がとても好きで、
植物との関わり、庭いじりが好きで、
そうなったのは、
まずは、母方、父方双方の、祖父母のおかげなんだと思う。

母方の祖父母は、私が奔放に満喫できる土地をもっていてくれたし、
父方の祖母もまじえて、
植物たちについて、いつもよく頻繁に語っていたし、世話をしていた。

母も父も、私を、土いじりをしたいがままに放置しておいてくれる育て方をしたし、
おじのつくった池には鯉がいたし、にわとりも鳥も昆虫もいて、
私や妹や、いとこたちは、自分で植物を育てていいスペースを決めていた。

土いじりが出てくる物語、本にはいくつか出会ってきたけれど、
気持ち悪かったりするのもあって、それは、ちょっと敬遠したくて、
このテーマでは、特に、健全なものに触れたい。


花言葉をさがして [単行本] / ヴァネッサ ディフェンバー (著); 金原 瑞人, 西田 佳子 (翻訳); ポプラ社 (刊)


『花言葉をさがして』という、この本をまず買ったことが良かった。
忙しくて書店に足をふみいれたことが、まず何日ぶりかわからないときで、
主人公のいくつかの場面がわたしのそんな状態とも重なった。

久しぶりに読んだ小説。

生命力が表現されているのがいい。

そのときは、とても気持ちが疲れていたので、
つまらなくてがっかりとかするとかで気持ちがマイナスに動くのには、
耐えられなくて困るなと心配になったので躊躇もしたのだけれど、
結局、どこかぼんやりと買った。良かった。

いろいろあって書ききれないのだけれど、

この本の、訳がしっかりしていることに感心して、
作者の「良書」をつくろうという思いと職人的な小説書きの過程に触発されて、
思いがけず、出産と乳児育てのリアルな描写に出会って、
母と娘のドラマに触れ、人を愛することそのものについて、この年令でなお学んだ。

この作者の処女作。

原書も読みたい。

ポプラ社は、作家選びが上手なのかな。ときどき、良い文に会う。
ただ、電車で見た広告がなければ、書店では私の目につかない装丁だったんじゃないかと思う。

訳者のひとり、西田佳子さんは、バーネットとかモンゴメリも訳した経験がある方。
児童書の訳はいい加減じゃできないだろう。
あと、私だったか娘だったかが、以前、気に入って読んだヤングアダルトも訳している。
実は、私は、いつか、アメリカのヤングアダルトがとても訳してみたいのだった。

いつかしたい仕事、したいことがたくさんある。
「いつか・・」はよくない、と成功法則などでよく言われるけれど、
私は自分の「いつか」の夢と計画を大事にしている。
だって、今の仕事と生活も大切だし、マルチタスクをこれ以上広げることも望まない。

そして、そういう翻訳業は、娘が喜んでくれる仕事なんじゃないだろうか・・・とふと思うのは、
最近、娘との時間が多く、しかも、この物語に触発されて、娘が愛おしいからなのかも。
彼女とのつながりのひとつが、本だし。

とにかく、これを読んで、周囲のいろんな人への愛情に実感が持てたことに、感謝している。



そして、西田さんが訳した「小公子セドリック」の作者のバーネットといえば、
私の庭への気持ちと、どこまでも重なり、広げ、育ててくれた『秘密の花園』の作者でもある。

秘密の花園 [単行本] / バーネット (著); グラハム ラスト (イラスト); Frances Hodgson Burnett, Graham Rust (原著); 野沢 佳織 (翻訳); 西村書店 (刊)




そしてもう1冊の庭の本。
自分では「庭」テーマを特に意識してはいなかったけれど、
最近買った『地上はポケットの中の庭』。

地上はポケットの中の庭 (KCx ITAN) [コミック] / 田中 相 (著); 講談社 (刊)


これは漫画。

やっぱりがっかりしたくなかったので、
賞をとったということに気持ちを押されて買った。

庭系のしずかで淡々と心に迫るストーリー運びで、
私の滋養になってくれた短篇集。


タイトルがまず素敵。
あと、コマのなかの作者のつっこみも好き。
posted by semchy at 09:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月12日

moon moon moon book

MOON BOOK2011 [Diary] / 岡本翔子 (著); アスペクト (刊)

本をまとめて買った。図書館からも借りてきてる。
読み途中本を何冊も抱えて視野と妄想空間が広がってく。楽しい。


でも、だけど、

先週、ひまさえあれば(いや、ひまなかったのに)見ちゃってたのは、
岡本翔子さんのMOON BOOK。


月の意味がすごくわかっていろいろ納得・・・。


たとえば、


先週、同じ日の同じ数時間に集中して、
複数の人から、電話の着信が入っていて、
電話が通じない、と嘆くメールがきていた。
(すみません。この直後、私のケータイは入院中した・・
代替機にも慣れてきました)


その日の月は、さそり座にあったのですが、


さそり座のネガティブイメージといえば「嫉妬。独占。」とかが、
私には印象的なのだけれど、
嫉妬や独占という言葉が出てくるのは、つまり、
近さゆえにフォーカスされるすれ違いみたいなものが、
あるということなのかと思ったりして、

・・・・なるほど〜・・・と思う。


おもしろくてしょうがないです。





posted by semchy at 23:45| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月29日

「そのテストはうけなくてよかったんです」

7SEEDS 1-18巻コミックセット (フラワーコミックス) [コミック] / 田村 由美 (著); 小学館 (刊)

7SEEDS(田村由美)は、
命の瀬戸際で繰り広げられるドラマだから、さまざまな心の問題を、
説得力をもって描けるのかな、と思うけど、

私たちの日常の色んなことにリンクする。


今月のflowersのあんごを巡るやりとりには涙がとまらず、
私にも何か示唆してくれたけれど、

実は、これを今、見せたいと思った女の子がいる。


一般社会から隔離された環境で、
未来への生き残りをかけたテストを受けるために育てられ、
心に深い傷を負って生き残ってきた危うい心をもつあんごたちに、
・・そのテストは受けなくてもよかった、逃げてよかったと、
涙を流して説く嵐と、
それを言われて愕然とするリーダー気質のあんご(安居)・・



逃げるという選択肢を思いつかないよう「洗脳」をした教師たちに怒りを感じ、
あんごたちをDV被害者と重ねて、
第三者である嵐が泣いていたことに、私は何かを教えられた・・・


つい最近のことを思い出す。
あの女友達に・・・いや、もしかしたら回りの人たちに見せたい。

あのときのあたし・・自分のことじゃないのに、
あまりに悲しくて涙が出てきた。



「治してあげる」ため、「良くしてあげる」ために、
逃げる手足を麻痺させて、抱え込んで壊して心をひらかせるやりかたに、
私は、やっぱり、嫌悪を感じるし、賛同できない。


「いまは去れない」「去ったら、卑怯、だめなやつって一生言われる」
という彼女が、呪縛のなかにいる状態なのが私には見えても、
本人は、そこはどうしようもないんだなあと思う。


って、まるでカルトか何かみたいじゃないの・・?



・・・・



周りの人がみんな自分の問題にむかいあいながら、
ぐるぐるくるくる渦をつくって動いて、
どこかに向かっている年末なんだと思う。


・・・マヤ暦の話題のせいかもしれないけれど、20世紀が終わるころよりもっと、
世紀末みたいな感じというか、
何かの節目に向かっている気配が、日に日に色濃くなっているような・・・

2010年は、「出会いと別れ」の年だって言ってた人がいた。
激動という言葉が彷彿する。



・・・・・ で、で、漫画の話にもどると(今日はそこです)、


宇宙兄弟 1-11巻 セット (モーニングKC) [コミック] / 講談社 (刊)



地に足がついてて健全で、確かな力をくれるのは、
やっぱり宇宙兄弟 (小山宙太)だよねって思う。

posted by semchy at 07:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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